車の運転のコツ。安全運転のコツ。左車線を走らない方が良い時。
2017/05/21
前回までは交差点の右左折、バック駐車について書きました。
その内容はこちら
車を運転している際はどんな時でも予期せぬ事態が起こる可能性が有ります。
ですので直進している時も慌ててしまうことも。
今回はまっすぐ走る際の安全運転をまとめます。
安全に運転するコツは?
安全運転といえばよく言われるのが、
・スピードを出しすぎない。
・周りをよくみる。
・歩道、交差点、信号の前で一旦停止。
などですね。
どれも当たり前といえば当たり前で、ごもっともです。
基本上記のルールを完全に守っていれば絶対に交通事故は起きないでしょう。
ですが、そうは言っても、痛ましい限りですが事故は毎日どこかで起きています。
その大半の原因は、周りをよく見る、「集中力」でしょうね。
スピードの出しすぎや交差点での一旦停止はよほどのことが無い限りまず問題無いでしょう。
しかし集中力に関しては人間の継続時間は平均50分と言われています。
それも15分のもっとも集中力が高まる時間帯を周期的に巡らせて50分だそうなので、本当の集中力の継続時間というのは15分程度が上限なのですね。
車を運転する際に15分となると、近所の買い物も行けるかどうか。
つまり、いくら周りをよく見ると言っても肉体的に常時把握し続けるのが難しいのが現状です。
それでは安全運転はどのようなことに気をつければよいでしょうか。
それは「イレギュラーなことが起きにくい状況で運転すること」です。
左車線を走らない方が良い時
ようやく今回の本題ですが。
公道を走る際、車線がありますよね。教習所などで基本は左車線を走るようにと教えられたと思います。
とくに高速道路とかだと右側が追い越し車線になるので基本左側を走りますね。
でもそんな左側車線を走る時も注意が必要な時があります。
それが3車線以上ある場合の左車線です。
3車線以上ある場合、一番左の車線は交差点で左折専用になっている場合があります。
そしてもっと困るのが、路上停車している車が多く存在することです。
近年の法令整備で路上駐車は違反になりました。
しかし路上停車の場合は違反になっていません。
「5分以上の荷物の揚げ降ろし」、「人の乗り降りの為の停車」などが違反となっていません。
しかし運転している側から見ると、目的地に向かって走っている先に車が停車していると避けないわけには行きません。
それが3車線以上の道路の場合、左車線に非常に多く居ます。
その際はスピードを落とし、ウィンカーで周りに意思表示してから右側に入らせてもらいます。
これが慣れていないと非常に怖い。
まず前方の停まっている車にぶつからないように気を配り、次に右側を走っている他の方々が隙間を作ってくれているのか作ってくれていないのかわかりにくい。
そして割り込みさせてもらえる時に焦っていたら急発進したり。
とくに街なかだと走行車も多く本当に怖いです。
これを避ける方法の一つが、左から2車線目を走ることです。
車の走行は原則左側を走ることです。しかし左側だけ走っていれば右折は出来ませんし、3車線の際に左折専用レーンの場合は右車線を走ります。
ですので2つ目の車線を走ることは違反でもなんでもありません。
逆に戸惑うことが少なくなり、それが安全運転にもつながります。
安全運転のポイント
上記で書いている通り、安全運転の原則は周りをよく見ることです。
しかし集中力はそんなに長続きしません。ですので極力イレギュラーな対応をしなくてすむ運転を心がけるのが安全運転につながります。
また左車線の場合、コンビニやスーパーの入り口、ガソリンスタンド等も有ります。
前を走っている車が速度を落としてお店に入るのも多いですが、たまに直前までウィンカーを出さないドライバーも居ます。
充分な車間距離をとろうとしていても高速道路と比べ信号や交差点の多い公道なんかは車間距離がどうしても短めになってしまったりします。
そんな時に前の車が急遽ウィンカーを出して速度を落とすと焦りますし、焦りは交通事故を招きます。
こういったのも2つ目の車線を走った方が良い理由の一つにもなります。
まとめ
交通ルールから見ると左車線を優先的に走るようになっています。
そんな中この記事では2車線目を優先的に走るようにすすめていますので、反感を買うかもしれません。
しかし根本的に一番避けなければならないのは交通事故。
そして事故は車をぶつけた自分だけではなくぶつけられた相手にも迷惑がかかります。
そういった交通事故を未然に防ぎやすいのなら2車線目を走る方が良いでしょう。
また運転技術が上達すればとっさの反応もとれるようになりますので、それまでは安全な車線を走るように心がけてはいかがでしょう。